学校・塾の先生方へ

 高校3年生のトップレベル生徒さんをご指導されている先生方が、よく悩まされることはこれではないでしょうか。巷の最難関レベルの教材を選ぼうと思ったら、実質選択肢は過去問しかないというのが実際のところではないか。難関大学で出題された問題は質が高く演習効果が高いのは確かなので、純粋に生徒さんの自習教材と考えれば、そういった大学の過去問があれば十分かもしれません。
 しかし、授業で扱おうと思うとそうはいかないですよね。というのも、授業で過去問を使うと、生徒によってはすでに解いたことがあるとなってしまう(あるいは、生徒さんが今後解こうと思って温存していたものを強制的に消費させてしまう)。かといって、生徒がほぼ解いたことがないものを選ぼうとすると、かなり古い題材を選ばざるを得ない。そうなると、近年の入試問題とはだいぶ傾向が変わってしまう、なんてことも少なくありません。問題の形式的には、今の時代でも演習効果が高いものは多いですが、ものによっては素材文自体が時代遅れで…なんてこともあります。
 一方で、過去問が使えない場合に最難関大志望の生徒さん向けに使える教材と言ったら、『駿台 実戦模試演習 ○○大学への英語』シリーズとかでしょうか。しかし、これはこれで問題で、ひとえに最難関大志望と言えども、生徒さんがみな東大や京大志望というわけではありません。そんな中、「このクラスでは東大実戦の過去問集を扱うから全員これを買いなさい」なんてすることはできませんよね。やり方としては、〇〇大への英語シリーズから、よさそうな問題を一つの大学に偏らずバランスよく扱うということはありかもしれませんが、そうすると生徒にはたくさん問題集を買わせないといけなくなってしまいます。教科室の本棚にある○○大への英語シリーズから、良い問題をコピーして生徒に配布すればよい?いやいや、それは著作権的にあかんですよね。